集客が難しい分野のひとつとしてよく知られているのがアパレルです。アパレルは、雑貨などと並ぶ競争率が激しい分野なので、戦略的な集客方法を考える必要があります。
アパレルは集客方法の前にオリジナリティが重要
実店舗でもネットショップでも、現在はネット上での集客が欠かせません。アパレルの場合、あれもこれも売るのではなく、ショップごとのオリジナリティを主張しなければなかなか戦えないことは、ショップオーナーの皆様ならおわかりのことと思います。
競争の激しい分野で集客するためにもうひとつ大切なのが、ビジネスのターゲットとなる人たちを明確にすることです。
アパレルはターゲットを明確にして集客する
ターゲットを明確にして、そのターゲットに向けてマーケティング活動を行うと、将来の常連客の呼び込みにつながります。ターゲットは、大雑把に設定するのではなく、できるだけ細かく設定することが大切です。そうすることで、ショップのオリジナリティをさらにはっきりさせられます。これは、言い換えれば、ショップの強みをはっきりさせることです。どの分野でもターゲットとなる顧客を絞ることは大切なことですが、競争の激しいアパレル分野では、特に大切になるといっていいでしょう。
アパレル向きの集客方法（メディア）
ターゲットを明確にして、そのターゲットに向けてマーケティングを行うなら、やはりインターネットを利用するのがもっとも手っ取り早いでしょう。インターネット上では、さまざまな方法を使って、ターゲットとなる顧客にアプローチ可能です。
ソーシャルメディア
月並みかもしれませんが、ソーシャルメディアはターゲットを絞って集客しやすいネットメディアです。Facebook、Twitter、Instagramなどが代表的ですが、ほかにも数多くのソーシャルメディアが存在しています。どれも特徴があるので、ターゲットとなる顧客が利用しているソーシャルメディアを選んで活動することが大切になるでしょう。
Facebookは、基本的には実名での登録が前提となっているソーシャルメディアです。この特徴から、利用者は普段の生活でも交流のある人とつながるケースが多いのですが、長年、音信が途絶えていた友人・知人を見つけやすいという側面もあります。
ビジネスや趣味に特化したコミュニティ的なページ「Facebookページ」を、利用者なら誰でも持つことが可能です。Facebookページは、商品やサービス、イベントのプロモーションなど、企業やショップのマーケティング目的での使い勝手に優れています。利用者は30～50代が中心です。
Twitterは、短文投稿サイトなどと呼ばれることもあるソーシャルメディアです。「つぶやき」のように気軽に使えることから、匿名性を保ちつつ、似たような興味や関心を持つ人たちとライトに交流しやすいという特徴があります。投稿は、フォロワーにしかダイレクトにつながりません。しかし、「リツイート」などの機能をフォロワーが利用することにより、口コミのように投稿が拡散していくため、マーケティングツールとして幅広く利用されています。利用者層はFacebookよりも若く、20～40代が中心です。
インスタ映えなどの言葉が生まれるほどに利用者が増えた画像系のソーシャルメディアがInstagramです。以前は画像がメインで動画機能には弱さがあったのですが、現在はフィードで最長60秒の動画を投稿できます。手軽に投稿できて、24時間で消えてしまうストーリーへの投稿でも60秒の動画をアップできますが、4本に分割されます。画像を編集する多彩な機能が備わっているため、アパレルや雑貨、アクセサリーなどのブランドやショップには欠かせないソーシャルメディアだといえるでしょう。利用者層はTwitterと似ていて、20～40代が中心です。
・LINE
メッセージングアプリとして多くの人々が利用しているLINEは、タイムラインも備わる立派なソーシャルメディアです。20～50代まで、幅広く利用されています。スマートフォン上で、顧客とダイレクトにやり取りしやすいソーシャルメディアだといえるでしょう。
そのほか、数多くの人々が利用している動画投稿サイトYouTubeや、最近、若年層を中心に人気になっているTikTokなども、マーケティング目的での利用が進んでいるソーシャルメディアです。
有料広告
有料広告を使う前に、無料でもできることはたくさんある…よく言われることですが、ターゲットを絞って行うアパレルの集客には、有料広告はぴったりのアプローチだといえます。
インターネットには、数々の広告サービスがあります。検索結果画面に表示される入札式のリスティング広告は、もっとも一般的な広告サービスです。そのほか、各ソーシャルメディアが独自の広告サービスを展開しています。
有料広告は、低コストでも特定の層の人たちにのみ届くような設定ができるので、スモールビジネスでも利用しやすいことが魅力です。
そのほかのネット集客方法
ご紹介したように、ソーシャルメディアや有料広告は、アパレルのマーケティングにぜひとも利用すべき集客ツールです。しかし、そのほかにも有効な集客ツールはあります。ネット上でできることでは、クーポンやアプリ、アンケート機能を導入することによる販売サイトへの誘導が挙げられます。サイトやソーシャルメディアと連携可能なツールもあるので、ネットショップを運営されている方は、ぜひチェックしてみてください。
クーポンやアプリは、実店舗のマーケティングにも十分に応用できます。ヴァーチャルから現実世界への顧客誘導（O2Oマーケティング）は、顧客の購買欲を刺激する鍵となるマーケティング手法です。
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