コンテンツを使って行うマーケティングは、何もネットビジネスのためだけにあるわけではありません。実店舗や現場型のビジネスにも効果的な手法です。このようなタイプのビジネスでは、アナログ的な手法での集客も効果的ですが、デジタルマーケティングも併せて行うことで、今まではリーチしていなかった潜在顧客の獲得につなげることができます。この記事で解説していくのは、オウンドメディアを効果的に使って実店舗や現場型ビジネスをマーケティングする方法です。
実店舗のマーケティングをコンテンツで
実店舗のマーケティングをオウンドメディアで行う場合でも、その考え方はネットショップの集客と何も変わりません。クオリティの高い、役に立つコンテンツをユーザーに提供して、リピーターに育てるという考え方です。ただ、実店舗の場合はユーザーを実際にお店に呼び込む必要があります。オフラインのお店にオンラインからユーザーを呼び込むにはどうしたらいいのでしょうか。半信半疑のオーナーさんもいらっしゃると思いますが、実はこのオンラインとオフラインにまたがって集客するスタイルは、最近のトレンドといえるほど盛んになっています。
O2Oという販促の形
「O2O(オーツーオー)」は、オンラインとオフラインにまたがってマーケティングを行うことを指します。「ホームページでクーポンを配布して来店を促す」「SNSのチャットでコンサル⇒オフィスで商談」などのパターンでオンラインからオフラインに集客するのがこのO2Oです。
実店舗にO2Oで集客するために欠かせないのがホームページをはじめとするオウンドメディア。オウンドメディアには、ホームページのほか、ブログ、SNS、メルマガなどが含まれます。
こうやって説明すると、「なんだ、そんなこともうやってるよ」という方もいらっしゃるかもしれませんね。ただ、大事なのはそのやり方です。
実店舗のコンテンツマーケティングの具体的な方法
ここからは、デジタルコンテンツで実店舗への集客を行う具体的な方法をご紹介していきます。すでに多くの有名企業がO2Oマーケティングを実際に取り入れていますが、この販促手法は、あまり販促に予算をかけられない小さな店舗や企業でも十分に効果を出すことが可能です。
ブログ
「スタッフブログ」や「店長ブログ」といったブログは、実店舗への集客にとても役立ちます。ただ、このようなブログは内容が大切です。スタッフや店長の日常をただ綴るのではなく、業界豆知識や、商品についてのもっと深い話、商品への愛、などなど、「突っ込んだ話題」を取り上げることで、ユーザーの関心を集めて実店舗への集客につなげます。ショップのブログなのに、ビジネスとは無関係な日常の徒然や、時事ニュースへの意見ばかりのブログもありますが、これではリピーターになってくれるユーザーを引きつけることはできません。ビジネス分野に関する豊富な知識や、思い入れがあってこそ、ユーザーの心を動かすことができるのです。
ホームページ
ホームページから実店舗に集客する場合は、さまざまな方法が考えられるので、一例をご紹介しましょう。Amazonなどのウェブモールでは、購入した商品をコンビニで受け取れるオプションが用意されています。これを応用して、ホームページで注文を受けつつ、「実店舗受け取り」というオプションを用意するのです。これは、ユーザーに取りに来てもらうことで、注文商品とは別の商品も購入してもらおうという戦略になります。もちろん、ユーザーにとって「うまみ」がなければならないので、追加購入にはクーポンを付けるなどのサービスを考える必要があるでしょう。また、この戦略には実店舗の立地も大きく影響するため、誰もが採用できるわけではありません。しかし、似たようなアイデアで人を呼び込むことは可能です。
ホームページを作ったはいいけれども放置プレー…というショップやスモールビジネスオーナーの方は意外に多いと思います。トラフィックを増やす努力をして、たとえばクーポンのダウンロードリンクを設置するなどすれば、放置されていたホームページを蘇らせることが可能です。
SNS
ブログやホームページよりも、このSNSを実店舗の販促に取り入れている方は多いのではないでしょうか?SNSのよさは拡散力。バイラルに情報を広げる力は、ほかのどのメディアよりも優れています。SNSから実店舗に集客するにはさまざまな方法が考えられますが、たとえば飲食店ならメニューの画像を投稿してもらい、数多くの「いいね」を集めた投稿者に特典を与えるキャンペーンの開催、撮影スポットの設置、などは実店舗に人を集められると同時にフォロワーを増やせるので一石二鳥です。
実店舗への集客で大切なこと
実店舗への集客で大切なことは、「売ろう、売ろう」としないことです。これはブログでもホームページでも、またSNSでも同様です。商品やサービスを売ろうとするばかりにその説明ばかりになると、ユーザーは商売っ気を敏感に感じて離脱してしまいます。商売っ気はほどほどにして、知識や情熱で勝負するのがO2Oの極意です。
実店舗への集客に関するご相談は、Kaiteoまでどうぞ!
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