SEOは、インターネット上でビジネスを行うのであれば、どんなビジネスでも考えなければならない、一種のマーケティングメソッドです。
マーケティングとSEOの関係
マーケティングとは、市場を調査することにより顧客のニーズをつかみ、商品やサービスとして提供することに関わるすべての活動のことです。長い付き合いの取引先に顔を出すことや、顧客の購買行動を細かく分析することも、マーケティングの一環だといえます。
現在のサービス内容をより良いものにすることも、新たなサービスを構築することも、すべてマーケティング活動の一環です。
これらマーケティングに関わるさまざまなアクティビティは現在、インターネットと密接にリンクしています。インターネット上でビジネスを行う場合は当然のこととして、顧客とのやりとりは実店舗でしかしないという商店であっても、ブログなどを利用したマーケティングは効果的です。
どのエリアに住んでいる、どんな人が顧客であるのか、これらを考えてウェブサイトを作り、そして日常的に微調整を行う…これがSEOです。SEOはマーケティングと切っても切り離せません。言い換えれば、SEOは、現代においてはマーケティング手法なのです。
マーケティングの集客手段
ひと口にマーケティングとはいうものの、その戦略は多彩です。その戦略も、ターゲットや状況に合わせて使い分けられるため、多彩も多彩…ということになりますが、基本となる戦略は限られます。
SEO
SEOは、主にGoogleの検索画面で上位に表示させることを目的としたマーケティングの集客手段です。企業や店舗などのWebサイトやブログに、キーワードなどを戦略的に使い、そのキーワードに興味を持っているであろうユーザーを誘導します。SEOは、誰もが使える手段であり、自ら行うのであればお金もかかりません。しかし、現実はなかなか難しく、ビッグキーワードで検索結果上位に表示させるのはとても難しいことです。ある程度、SEOに関する知識と、それを戦略的に使う能力を持つスタッフがいないと、自力でのSEOはかんたんではありません。
ウェブ広告
ウェブ広告は、その名のとおり、ウェブ上に掲載される広告のことです。Googleなどの検索結果には広告枠があることは、皆様、よくご存じのことと思います。そこに表示されるウェブ広告が「リスティング広告」です。キーワード単位で入札が行われ、高値で入札するほど、掲載される順位も上になります。特定のサイトに表示させることが可能な「アドネットワーク広告」や、SNS特化型の広告、個人サイトやブログに掲載可能な「アフィリエイト広告」などもウェブ広告です。
メール
メールによるマーケティングは、単にメルマガを読者に対して送り続けるのではなく、ユーザーの興味や関心、行動などを分析したうえで、タイミングも考慮してメールを送信するマーケティングメソッドです。メールを開封してもらいやすい時間帯を狙って送信したり、ユーザーがカートに商品を入れたまま離脱してしまったときにメールで再度、サイトに誘導したりすることなどがその例です。
口コミ
口コミは、ヴァーチャルと現実、どちらにおいても有効なマーケティング手法です。ヴァーチャルの場合は「店舗レビュー」や「商品レビュー」などがそれに当たります。高い評価は当然、集客においてよい効果をもたらしますが、口コミには悪評も含まれるため、レビューの利用は「諸刃の剣」の側面もあります。現実世界でも口コミはある種のマーケティングメソッドです。ただし、口コミを実際にマーケティングに利用する際は、信用度の面で問題が発生する可能性があるので、事前にしっかり検討することが求められます。
ポジショニング
ポジショニングは、マーケティングというよりは、PR活動に近い企業の取り組みです。ポジショニングは、主にTwitterなどのソーシャルメディアを利用してユーザーと直接、双方向のコミュニケーションを行うことで、双方にプラスの効果を生むことを目的として行います。しかし、そこにはネットリテラシーが必要不可欠で、思わぬことからトラブルに発展し、場合によっては炎上につながることもあるので注意が必要です。
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