メールマーケティング

最近、メールのマーケティング利用が再び脚光を浴びています。一時期、スパムメールが問題化し、「ビジネスにはあまり有効ではないのでは?」などと言われることもあったeメールですが、マーケティングオートメーション(MA)の普及とともに、その効果に再び注目が集まっています。MAの導入を考えるほど大きなビジネスではなくても、その中で肝となる「メールの使い方」は、小さなビジネスでも絶対に参考にすべきです。この記事では、メールでマーケティングする際にかならず押さえておきたいポイントを選んでご紹介しています。すでにメールをマーケティングに利用している方もいない方も、ぜひとも参考にしてみてください。

メールでマーケティングする際のポイント

メールマーケティング

メールを使ったマーケティングは、すでに30年程度は行われているでしょうか?特に、ネットショップやWebモールなどの販売管理システムでは、メールは集客・販促機能として標準で装備されていることも多いので、これを駆使して売り上げを上げている方も多いと思います。そこでこの記事では、最近、また注目されているメールマーケティングのポイントをまとめてみました。MAは導入しなくても、その考え方はスモールビジネスのマーケティングにもきっと役に立ちます。

オウンドメディアでユーザーを獲得する

メールでマーケティングを始めようと思っても、送る相手がいないのでは何も始まりません。ネットショップやWebモールを運営している方ならこれはかんたんです。B to Bの場合は、自社Webサイトやブログ、ソーシャルメディアなどのオウンドメディアを経由して、自身のビジネスに興味のあるユーザーを集めましょう。

ユーザーの行動を考える

メールでマーケティングを行う際は、典型的なユーザー像を設定し、彼らがどのような行動をとるのか考え、その行動に合わせて異なる内容のメールを送ることが重要です。購入や資料請求などにつなげることが目的なので、たとえば、すでに商品を購入する気持ちになっているユーザーに、興味を引くための情報を送り続けても意味がありません。その内にユーザーは心変わりして、離脱してしまう可能性もあります。

件名は簡潔に

メールの件名が長くなってしまうと、すべて画面上に表示されない可能性が高いので、件名は一目でわかる簡潔なものにしましょう。マーケティング目的のメールはただでさえスルーされる可能性が高いメディアです。あなたはすべてのメールに目をとおしていますか?

トピックはひとつだけ

メールにはあれこれ詰め込むべきではありません。マーケティングのメールはユーザーの行動を考えて送るべきもの。トピックはひとつに絞りましょう。

メルマガは数で攻める

メールが再脚光を浴びて以降、マーケティングにおいてはメルマガが軽視される傾向にあるようです。SNSがメルマガの代わりとして使われるようになったことも影響しているかもしれません。確かにメルマガは、さっと削除されやすいメディアではありますが、まだ購読しているユーザーは、興味のあるトピックについては軽く開いているはずです。ここは割り切って、数を送ることで開封率を上げる努力をしたほうがいいでしょう。

メールやメルマガを配信する日時

メールを送信する曜日や時間帯はとても重要です。すでに実践している方も多いかもしれませんね。これらは業態やターゲットにより異なります。

たとえば、ネットショップの場合は一般の消費者がターゲットになりますので、彼らがネットと接する時間帯を狙うのが定石です。となると、通勤・通学、ランチタイム、自宅で落ち着く夜が候補になるでしょう。

ビジネスがターゲットになる場合は、ビジネスマナーを考慮してメールを送信することがポイントとなります。週明けや休み明け、金曜日は避け、確実にメールソフトを開くであろう出社時間の直前や、午後の始業前などの時間帯を狙うといいでしょう。

HTMLメールがベター

以前のメールマーケティングは「テキスト」が良いとよく言われていましたが、ネットインフラはその頃からは進化していますので、現在はHTMLのほうがマーケティングには適しています。その理由は単純。コール・トゥ・アクション(CTA)は、テキストよりもボタンのほうが圧倒的にクリックされやすいのです。なお、CTAのボタンは、メールを開封して最初に目に入るように設置しましょう。

効果があったやり方はまた使う

メールやメルマガを送った際に、多くの反響があったり、資料請求や売り上げにつながったりしたものは、そのやり方を覚えておけば、似たようなシチュエーションで使えます。

ユーザーは多忙

ユーザーは多忙です。自分の行動に置き換えてみるとわかりやすいと思います。人により傾向は異なりますが、マーケティングメールのすべてに目をとおす人はほぼいないはず。ならば、ご紹介してきたような策を取り入れて、少しでも開封してもらえるよう努力しましょう。

ネットショップなどのスモールビジネスの集客・販促についてのお問い合わせはKaiteoまでお気軽にどうぞ。

マーケティングについての記事はこちらにもあります。

マーケティングは売れる仕組み作り・忘れがちな「顧客視点」が大切

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